産業用音響[超音波]カメラFLIRSi124の特徴

FLIRSi124をご検討中のみなさまのこのような疑問にお答えします。

超音波カメラはどんな仕組みになっている?

FLIRSi124はほかの製品と何が違う?

FLIRSi124を使うとどんなメリットがある?

 


1.電気代節約・省エネ・省人力化

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コンプレッサーなどを多く使用する製造工場において、エア関連に起因する電気代は大きな割合を占めています。エア漏れは、目に見えないため、従来の方法では、経験や勘に頼った方法で保守を行わざるを得ませんでした。

FLIRSi124は、エア漏れ時に発生する超音波を検知し、どなたでも簡単に漏れ箇所を特定することができます。FLIRSi124は昨今の燃料費の高騰、省エネ、省人力化をサポートするツールとして活用いただけます。

 

 


2.なぜリークが見つけられるか

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まず、FLIRSi124がなぜエア漏れを可視化できるのかについて説明いたします。
配管などからエアが漏れるとき、気体が放出されることにより圧力差から乱流が発生します。

このとき人の耳には聞こえない超音波が発生しています。

FLIRSi124には124個の高感度マイクセンサーが搭載されており、このセンサーで超音波の発生源をとらえ、カメラ映像に位置を表示しています。

 

 


3.音はどこから聞こえる?

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4.マイク数124のメリットは?

人間には2つしか耳がありませんが、Si124は124個の高感度超音波センサーを持ちます。

耳の数つまりマイクセンサーが多いほど、小さな音でも正確に漏れ場所を見つけることができます。

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5.現場のノイズから聞き分ける

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実際にエア漏れがある場所では、様々な騒音が発生していることがあります。

プレス機やドリル、ハンマーなどあらゆる外乱の中でエア漏れの音だけを探すには、従来の方法では、経験や勘が必要でした。

 

 

 


6.ノイズフィルタリング

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そのような課題に、どんな環境でも、どなたでも使えるエア漏れ検知のカメラがFLIRSi124です。

FLIR Si124はプレス機やドリル、ハンマーなどの騒音の中から、エア漏れのリーク音だけを聞きわけるノイズフィルタリング機能を搭載しています。

 

 

 


7.マシーンラーニング

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なぜこのようなことがFLIRSi124でできるのでしょう。その理由はマシーンラーニングにあります。マシーンラーニングは、機械学習とも呼ばれますが、

FLIRSi124は膨大なエア漏れ音波形パターンデータを事前に学習しています。

騒音下でも外乱の影響を受けずにエア漏れだけを精度よく検知できるのは、この音波形データに合致したものだけを検知するようにFLIRSi124が自動で調整を行うためです。

 

 

 


8.ノイズによる誤検知リスクの低減

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このようなマシーンラーニングが搭載されていない音響カメラの場合、エア漏れに感度を合わせるのは測定者の技量と勘に任されます。実際に、測定しようとすると、様々な外乱があることに気づきますが、本当のエア漏れ箇所のみに感度を合わせこむためには、画面と現場を何度も交互に見て確認する手間がかかります。その点、FLIRのSi124は感度の調節に時間をとられることなく、エア漏れ箇所の発見に集中することができるため、作業の時間と負担が大幅に削減できます。

 

 

 


9.漏れ量・損失コストの見える化

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また、Si124にはリアルタイムで漏れ量と損失コストを数値化する機能があります。これは、超音波の強さと距離から、カメラが自動で計算し、表示するものです。エア漏れの特定、それによる損失がどのくらいなのかを見える化し、費用効果を実感できます。また、レポートソフトやアプリを使用することで、これらは、報告書に反映することもできます。

 

 


FLIR Si124 産業用 音響(超音波)カメラ

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