熱画像直視装置活動レポート 大牟田市消防本部

福岡県、 大牟田市消防本部にお伺いしてFLIR 熱画像直視装置 出張講習を実施しました。

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出張講習を依頼されたきっかけ

以前から熱画像直視装置の紹介記事や他本部などの実物を拝見し、現場活動での必要性を感じていましたが、高額な機材であるため購入までは至っておりませんでした。今年度、熱画像直視装置(FLIR K55)を導入予定となり、同県内の柳川市消防本部にて熱画像直視装置講習会を実施すると聞き同じタイミングで講習依頼をしました。

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熱画像直視装置の保有数と機種

FLIR K55(2024年導入予定)

 

出張講習を受講された感想

約25名程度の職員が参加しました。現場での活用については、残火活動・屋内進入時の要救助者検索などに使用をするイメージでしたが、実際の講習を聞いて、残火・要救検索にはもちろんですが、さらに現場活動の中で活用をすることができると改めて実感しました。火災現場での危険予知、建物構造確認、屋外救助現場での要救助者検索(夜間)などFLIRのモードを変更したりアイデア次第でさまざまな現場活用ができると思います。また、機材の耐久性におどろきました。以前の熱画像については高額で非常に繊細な取り扱いをしていましたが、今回実物を拝見し、厳しい現場でも普段と変わりなく使用できることに驚きました。導入後、訓練を重ね要救助者の救出にはもちろんですが、隊員の安全管理についても活用をしていきたいと思います。

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他の消防本部さんへアドバイス

今後、資機材が進化し、さまざまな資機材が出てくると思いますが、すべての機材を保有することはできません。自分達の目で見極めた機材が必要になると考えます。今回、導入した熱画像直視装置(FLIR K55)については、数年間検討を重ね、ようやく購入できた機材です。機材の能力を最大限に発揮するために、FLIR社の解説する基礎や活用法を学ぶことが必要と思います。受講する事で知識の向上や導入のきっかけとなり、要救助者の検索、隊員の安全確保に繋げることができます。

 

FLIRでは全国の消防署、消防学校向けに出張セミナーを実施しております。

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煙の向こう側を撮影:動画はこちら

FLIR熱画像装置堅牢性(耐熱、振動、回転、落下、防水):動画はこちら

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