鳥取県消防学校 熱画像直視装置 活動レポート

2022年10月、鳥取県消防学校にて実施された『熱画像直視装置』講義・実技訓練について内容をまとめましたので、是非ご確認ください。

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鳥取県消防学校について

昭和58年4月に開校し、近年の災害の大規模化、多様化への対応、並びに火災の減少に伴い、消火活動経験の少ない消防職員の消防活動技術の向上を目的として、平成24年度事業で実践的訓練施設として、実火災体験型訓練施設を整備。

 

〇消防学校の職員数&生徒数

令和4年度消防職員初任総合教育第7期の学生は18名(3名の女性含む) 職員数は8名、校長、副校長、各本部からの派遣教官3名(県内3本部)、会計年度職員3名(1名の事務職含む)

〇鳥取県下の各消防本部名 /職員数と隊員数

鳥取県東部広域行政管理組合消防局 職員数 310名

鳥取中部ふるさと広域連合消防局 職員数 151名

鳥取県西部広域行政管理組合消防局 職員数 292名(定数を記載)

※いずれも、令和4年4月1日現在の情報

〇鳥取県について

中国地方の北部に位置し、東西に120kmと細長い県で、北は日本海に面し、鳥取砂丘をはじめとする白砂青松の海岸線が続き、南には、中国地方最高峰の大山をはじめ、中国山地の山々が連なっています。気候は比較的温暖で、春から秋は好天が多く、冬には降雪もあるなど、四季の移り変わりは鮮やかです。また、台風などの自然災害が少なく、気候条件に恵まれています。

 

〇鳥取県消防学校が保有している熱画像直視装置数

FLIR K55 1台

 

熱画像直視装置の活用と期待すること

消防職員初任総合教育、専科教育及び特別教育で行われている、ホットトレーニング(実火災体験型訓練施設を使用)を主に、高温環境下での活動環境の見える化、濃煙検索救助など、有効と思われる活動すべてに活用しています。今後においても、熱画像直視装置を活用し「見える化」することで、自分の視覚や体感とのギャップの埋め合わせ、また、活動に対するマスト資器材の位置づけでもあり、根拠を持った活動指揮に大きく寄与するものと思います。

 

実技訓練の様子

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インタビューに応えて頂いた方
教官 中谷和也 さん :鳥取県東部広域行政管理組合消防局から派遣 

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その他にも活動レポートを載せておりますので、以下ページよりご確認ください。

  • 神奈川消防学校活動レポートはこちら
  • 島根県消防学校 活動レポートはこちら
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  • 成田市消防本部 活動レポートはこちら
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  • FLIR熱画像装置堅牢性(耐熱、振動、回転、落下、防水):動画はこちら
  • FLIR熱画像直視装置の詳細はこちら

 

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