海上災害防止センターCFBTで熱画像直視装置を活用

一般財団法人海上災害防止センターでは「区画火災態様訓練(CFBT)」の実火災トレーニングにFLIR K55を使用しています。

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MDPC(Maritime Disaster Prevention Center)とは?

日本で唯一の海上保安庁長官による指定海上防災機関である『一般財団法人海上災害防止センター』のことです。 これまでタンカー火災の他、陸上における 製油所の油タンク火災、LPGタンク火災など 数多の大規模災害に対応してきました。 MDPCでは、東京湾に浮かぶ無人島・第二海堡に国内最大級の火災訓練施設を有しております。ここでは危険物を取り扱う船舶職員や陸上施設職員、公設消防関係者等に対して、実際の炎を用いた各種訓練を提供しております。 360度を海に囲まれているという絶好のロケーションによって、大都市圏の真ん中に位置しながら、本格的な火災を体験出来るという世界的にも稀有な訓練施設です。 また、研修所のある横須賀から専用船で約20分という良好なアクセス性も特筆すべき点です。

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CFBT(Compartment Fire Behavior Training)とは?

「区画火災態様訓練」と訳されます。 1980年にスウェーデンが提唱したこの新たな訓練モデルは、その後イギリスやドイツ、フランス、オーストラリア、アメリカなど様々な国で導入されています。 現代の建物は、エネルギーロスを防ぐため断熱性と気密性が格段に高まっております。

区画内で発生した火災は、窓やドアが開いていれば十分な空気を得て燃料制御火災に進展し、窓やドアが閉鎖されていて十分に空気を得られなければ換気制御火災に進展します。 現代の消防士は、この2つの異なるタイプの火災に直面することになります。そのため室内火災がどのタイプの火災に進展していくのか、 また、それぞれのタイプの性質の違いについて、 理論的且つ実践的に理解しておくことが求められます。 CFBTコースを受けることによって、フラッシュオーバー、バックドラフト、ファイアーガスイグニッションなど急激な火災の進展に対処するために必要な戦術やテクニックを習得することができます。

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一般財団法人海上災害防止センターでは、東京湾にある人工島「第二海堡」にて実火災トレーニングがあり、毎年多くの消防士の方が受講され、トレーニングの有効資機材として熱画像直視装置FLIR K55を活用されています。

 


CFBTコース詳細

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CFBTで使用しているFLIR K55とは?

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FLIRの高性能でお手頃な熱画像直視装置

FLIR K55熱画像直視装置を使用すれば、より戦略的に消火活動を行い、煙の中をより簡単に移動し、人命を救助することができます。K55は鮮明な赤外線画像を明るいLCDディスプレイに表示するので、移動が容易になり重要な判断がしやすくなります。

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