熱画像直視装置 活動レポート 松戸市消防局

千葉県、松戸消防局にお伺いしてFLIR 熱画像直視装置 出張講習を実施しました。

 

松戸市消防局について

松戸市は都心から20㎞圏に位置し、千葉県の東葛地域(北西部)の一翼に位置しております。松戸市消防局は、61.38㎢の市域を管轄し、49万余人の市民を災害から守るという要務を担っています。現在の消防体制は、市内を10区域に分け、1局3方面10消防署と1団10方面隊(36個分団)に組織された消防局消防団が一体となった組織体制で、市民の安全の確保を図るため火災予防の推進ならびに災害の防除等を積極的に進めています。

・消防職員(令和5年4月1日現在 507人)

・消防団員(令和5年4月1日現在 503人)

 

熱画像直視装置の保有数と機種

FLIR K2を11台 令和5年4月に導入。救助隊はFLIR K55を1台と他社製品を2台保有しています。

 

出張講習を依頼されたきっかけ 

そもそも、消防隊においては熱画像直視装置とはどういった資機材なのか、どう活動に活かすことができるのかを私を含め多くの職員が把握をしていないというのが実情でした。私たちは国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに災害による被害を軽減するという法の基に業務を行っています。より良い資機材を活用し、安全かつ迅速な災害対応が図れるよう講習を依頼いたしました。

Matsudo-fire1.jpg

 

出張講義の感想

研修には約50名の職員が参加し、座学では、赤外線の基礎や煙を透過する理由等わかりやすい解説がありました。熱画像直視装置は残火処理で使用するものとして位置づけられた考え方から、火災の性状把握、必要な装備を整えたうえでの屋内進入を支援するためのツールとして有効であるという認識を深めることができました。

Matsudo-fire2.jpg

 

Matsudo-fire3.jpg

 

他の消防本部さんへアドバイス

熱画像直視装置を導入で本当に有効活用出来るか不安でありましたが、出張講習に来て頂き、基礎知識向上と今後さらに活用する方向性にいくつもの気付きがありました。私共のように熱画像直視装置を導入したものの、取扱いや運用方法など苦慮されている方がおられましたら是非講習会を受け今後の活用方法を検討されるのも良いと感じております。


インタビューに応えて頂いた方

松戸市消防局 警防課 消防士長 浅倉 輝太様

 

その他消防本部との活動報告はこちら

煙の向こう側を撮影:動画はこちら

FLIR熱画像装置堅牢性(耐熱、振動、回転、落下、防水):動画はこちら

FLIR熱画像直視装置の詳細はこちら

 

その他お問い合わせはページ内フォームに必要事項を記入の上、送信ください。

 

 

 

関連記事