熱画像直視装置活動レポート 静岡県志太消防本部藤枝消防署
静岡県志太消防本部藤枝消防署にお伺いして講習を実施しました。
出張講習を依頼されたきっかけ
熱画像直視装置の基礎知識、使用法などをご教示頂き、現有する熱画像直視装置の基礎知識を職員で共有し適正に有効活用するため。さらに、今後整備していく熱画像直視装置の機種選定の判断材料とするため、実際に実機を比較したいことから依頼に至った。
熱画像直視装置の保有数と機種
FLIR K45 1台、K65 1台
出張講習を受講された感想
FLIR社が実施した熱画像直視装置セミナーを受講し、熱画像の開発経緯や背景を知ることができ、本来の活用法について必要な基礎知識や赤外線の特性などを知ることができた。現時点で保有する熱画像直視装置をより一層活用できると感じました。何よりも、職員への共通認識が図れたことは大きな成果と感じます。
講習会の参加人数
25名 ※録画動画を職員へ共有(対象職員:100名程度)
他の消防本部さんへアドバイス
近年の火災傾向から濃煙内での人命検索、火点検索をはじめ構造物内での消火活動が実施される機会が増加しています。熱画像直視装置は、人間の視覚では捉えることができない構造物内の区画状況、収容物の配置状況などを可視化し、同時に温度分布が把握できるため迅速でかつ効果的な活動の展開が期待できます。また、効果的な活動につながるとともに活動隊員の安全確保においても大きな有益性のあるツールだと思いますので、熱画像直視装置は消防活動における標準装備として整備していけると国民へのサービス向上に寄与するものと考えております。そのためには、活動に従事するすべての職員が、資器材の特性を正しく理解し、適切な使用法による活用が重要であるため、フリアージャパン社による研修受講をお勧めします。
今後の導入計画
今年度、消防隊が現有するSEEKpro9台のうち、5台をFLIR K2へ更新、現有するK45と合わせ6台を消防隊へ配置予定。
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煙の向こう側を撮影:動画はこちら
FLIR熱画像装置堅牢性(耐熱、振動、回転、落下、防水):動画はこちら
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