熱画像直視装置活動レポート 鶴岡市消防本部
山形県、鶴岡市消防本部にお伺いしてFLIR 熱画像直視装置 出張講習を実施しました。
鶴岡市消防本部について
当消防本部は、米どころ山形県庄内平野の南部に位置し、東に霊峰月山・羽黒山・湯殿山などの美しい山々が連なり、西は岩礁と長い砂丘で日本海に面し、南は新潟県村上市、北は港都酒田市と接しています。鶴岡市は大自然に囲まれながら災害は少なく、江戸時代は徳川四天王といわれた酒井氏の統治のもと、庄内最大の城下町として発展してきました。
令和5年4月1日現在で、(消防事務を受託している三川町含む)管轄面積は1344.73㎢、人口126,733人、世帯数は51,816世帯です。
1本部、1署9分署210人の職員が勤務しております。
出張講習を依頼されたきっかけ
FLIRの出張講習会のことが、山形県消防学校救助科内で話題になり、受講した職員から、非常に参考になったとの話を伺い、今回近隣の西村山広域行政事務組合消防本部で出張講習を実施すると聞き、当消防本部でもぜひ開催できないかを、現場の隊員から強く打診され今回依頼させて頂きました。
熱画像直視装置の保有数と機種
FLIR K55を1台、FLIR K45を1台、の合計2台保有しています。
出張講習を受講された感想
講習会には約30名の職員が参加しました。今までは、鎮火時の温度チェックや残火処理時の熱源捜索に使うことがほとんどでした。今回の講習会をきっかけに考えが変わりました。熱や赤外線、及び熱画像直視装置の知識。赤外線が透過する物、しない物。現場到着時のサイズアップでの使用、濃煙時での室内や要救助者の可視化などの使用方法。室内が濃煙でも可視化できることで屋内進入時の安全性の向上など、様々な知識を得ることができ非常に参考になりました。
また、今まで聞けなかったことを実際質問することができ、疑問を解決することができました。今後は火災対応訓練や、実災害などでも積極的に活用していきたいと考えております。
他の消防本部さんへアドバイス
講習を受講することで、熱や赤外線、熱画像直視装置の様々な知識を得ることができると思います。講習を受講することで、今までより有効に熱画像直視装置を使用することができると思います。また、現場活動での運用の幅が広がると思います。
最近多くなっている高気密住宅火災におけるサイズアップや屋内進入時の濃煙室内を可視化することで活動の安全性向上につながると思います。
インタビューに応えて頂いた方
鶴岡市消防本部 警防課 加藤 伸様
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煙の向こう側を撮影:動画はこちら
FLIR熱画像装置堅牢性(耐熱、振動、回転、落下、防水):動画はこちら
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