分析用データを任意の方法で取得

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FLIR A400/A700シリーズ
サーモグラフィ画像転送専用カメラの設定

FLIR A400/A700サーモグラフィ画像転送専用カメラの簡単な統合

フリアーシステムズのオートメーション用カメラの新シリーズを使用すれば、製造および産業プロセスで温度の問題を検知および確認し、正確な温度データを収集し、お使いのソフトウェアを使用して分析することができます。 標準または高度の画像転送用に構成されたA400/A700サーモグラフィ画像転送専用カメラは、カスタム開発のソフトウェアと簡単に統合することで、特定のタスクに関する問題を解決します。

A400/A700のカメラに対応するフリアーシステムズのソフトウェア開発キットのコンセプトや概要など、カメラの使用を開始するためのガイドをお読みください。

FLIR SDKのさらなる概要については、ガイドの詳細をご覧ください。

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温度情報付き画像の保存

温度情報付き画像は、フレーム内の各ピクセルに温度測定データを含む赤外線写真です。

FLIR A400/A700画像転送専用カメラのディテクタにより、コンピュータへ転送するフレームを生成するため、各ピクセルを16ビットの信号値に変換します。 フリアーシステムズのソフトウェアを使用することで、この未加工の信号値をカメラの校正に基づいて温度値に変換できます。 その際には、放射率やその他多くのパラメータも考慮する必要があります。その詳細は、Spinnaker SDK Pythonの例(以下のリンク)に示しています。

 

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温度情報付き画像では、各ピクセルに対して温度測定値を表示できます。

未加工の信号値を含む赤外線画像フレームを保存するもう一つの方法は、カメラを線形温度モードに設定することです。 そうすることで、カメラはすべての関連パラメータを構成し、校正変数を使用することなく簡単に温度へ変換できるデジタル値を生成できます。 このモードを使用した場合の詳細とデジタル値を温度値に変換する方法については、こちらをご覧ください。

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FLIR Spinnaker SDKを使用して必要なソフトウェアを開発

FLIR Spinnaker SDKはGigE Vision対応の無料SDKであり、温度情報付き動画の保存とGenICamインターフェースによるカメラ制御を実現します。 クロスプラットフォーム(OSやソフトウェアが異なるシステムのアーキテクチャに対応)開発によってWindows、MacOS、またはLinux環境での作業が可能となり、ソフトウェアをC、C++、C#、VB、またはPythonで記述できます。

Spinnaker SDKの情報およびダウンロード 

Spinnaker SDKにはソースコードを持つ複数のサンプルとSpinViewの広範なアプリケーションが含まれていますが、温度変換機能が内蔵されているわけではありません。つまり、温度情報付きフレームから温度値を取得するには、温度変換機能を実装しなくてはなりません。 こちら でPython Spinnakerアプリケーションのコードを確認すれば、フレーム全体を未加工の信号から温度へと変換する方法を簡単に理解できます。 

また、高機能サーモグラフィカメラの最も多くの側面を網羅した、より広範なFLIR GEV Demoアプリケーションのソースコードも提供しています。 その他のサポートが必要な場合は、当社のサポートサイトにアクセスしてお気軽にご相談ください。