Teledyne FLIR、初のワイヤレスモバイル赤外線サーモグラフィカメラFLIR ONE Edge Proを発表
Teledyne FLIR、初のワイヤレスモバイル赤外線サーモグラフィカメラ - FLIR ONE Edge Proを発表
着脱式のフォームファクターで、手の届きにくい場所の調査に最適
カリフォルニア州ゴレタ - 2022年11月10日 - Teledyne Technologies Incorporatedの一部門であるTeledyne FLIRは本日、モバイルデバイス向けワイヤレス赤外線・可視光カメラ「FLIR ONE® Edge Pro」を発表しました。従来のモデルから生まれ変わったFLIR ONE Edge Proは、モバイルデバイスに物理的に接続する必要がなく、OSごとにモデルを変える必要もありません。熱調査に最大限の柔軟性をもたらします。
Teledyne FLIRの事業開発担当バイスプレジデントであるクリス・べインター(Chris Bainter)は、次のように述べています。「FLIR ONE Edge Proは、手になじむように設計された着脱式のフォームファクターで、最も汎用性の高い最先端の赤外線・可視光モバイルカメラです。特定の接続ポートやOSに限定されないため、柔軟性が大幅に向上しています。Teledyne FLIRでは、ハードウェアの新設計に加え、トレーニングを受けていない新規ユーザーをサポートするため、サーモグラフィ調査、画像処理、レポート作成を行えるソフトウェアツールも充実させています。一般的な用途は、建築物調査や自動車修理から産業用メンテナンス用途まで多岐にわたります。」
柔軟かつ堅牢なデザイン
RESNETやIP54規格に準拠したFLIR ONE Edge Proには、様々な種類の携帯電話やタブレットにカメラを取り付けることができるスプリング式クリップが搭載されています。BluetoothとWi-Fi接続により、モバイルデバイスから最大30m離れた場所でEdge Proを操作できるため、手の届きにくい場所や、作業者の安全を確保するために距離をとる必要がある状況でも、効率的に調査を行うことができます。
FLIR ONE Edge Proは、160×120解像度の放射測定Lepton®サーモグラフィカメラと可視光カメラを搭載しており、有効な画質を処理して結果を出します。複数の画像フレームを合成してより鮮明な最終画像を生成するVividIRとともに、スーパーファインコントラスト(MSX)を介して両カメラを連携させます。MSXは特許取得済みの画像補正機能で、画像内の熱データを損なうことなく可視光カメラのエッジディテールを赤外線画像に重ね合わせ、より詳細な状況と明瞭さを提供し、意思決定支援を向上させることができます。
また、FLIR ONE Edge Proは、前世代のFLIR ONEに比べてバッテリー駆動時間が長く、バッテリー残量表示がわかりやすいため、災害復旧、住宅診断、エネルギー監査、産業機器診断など、より長時間の調査に適しています。
画像処理とレポート作成の充実
FLIR ONE Edge Proでは、クラウドストレージ、画像処理、レポート作成において、Tools Mobile、Ignite クラウド、FLIR Thermal StudioなどTeledyne FLIRの豊富なソフトウェアを利用できます。これにより、ユーザーはEdge Proで撮影した熱画像をクライアントと共有しやすくなり、専門的なレポートにシームレスに統合することができます。
さらに、アプリ開発者はFLIR ONEソフトウェア開発キット(SDK)にアクセスし、FLIR ONE Edge Pro専用のカスタムアプリケーションを作成することができます。
11月10日より全世界でご注文いただけます。詳細および世界各地での販売については、www.flir.com/FLIRONE-EdgeProをご覧ください。
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Teledyne FLIRについて
Teledyne Technologiesの一部であるTeledyne FLIRは、防衛および産業向けのインテリジェントセンシングソリューションにおいて世界をリードしており、全世界で約4,000人の従業員を擁しています。1978年に設立された同社は、命や暮らしを救う意思決定をプロフェッショナルがより迅速かつ的確に行えるように支援する先進的なテクノロジーを生み出しています。詳細については、www.teledyneflir.comをご覧いただくか、@flirをフォローしてください。