フロリダ州運輸局がフリアーシステムズの交通検知ソリューションを認定
あらゆる道路利用者の安全性と交通の効率の向上を目的とした新製品を導入する場合、大抵はこのプロセスの重要な段階として、州運輸局(DOT)による製品の試験が行われます。DOTの試験を受けて認証を取得することで、新技術が実用的で受け入れ可能なソリューションであることが保証され、それぞれの州の認定製品リスト(APL)に登録されます。これにより、市、郡、州の中で製品の採用が可能になります。多くの州では、州全体または地方自治体で製品を実装するにはAPLへの登録の取得が求められます。
米国で最も厳しいAPL認定プロセスの1つとして広く知られているフロリダ州運輸局(FDOT)のAPLに登録されることで、市議会やインテグレーターといった既存の顧客や潜在的な顧客に対して、製品の品質水準を示すことができ、信頼を得ることができます。
フリアーシステムズの最新世代の交通検知・データ収集用スマートセンサーが、フロリダ州のAPLに登録されました。登録された製品として、TrafiSense2、TrafiOne、Traficam x-stream2、TrafiSense2 Dualなどが挙げられます。
APL認定を目指す製品に対してFDOTの課すハードルが高いことから、他のいくつかの州の運輸局では、FDOTのAPLを承認して、州独自の基準に加えてFDOTのAPLを認定プロセスの一部として利用しています。
フリアーシステムズは、フロリダ州のほかにも、同社の最新のスマートセンサーを各州のAPLに登録するために、複数の州のDOTと連携しており、この重要な技術の採用をさらに広げています。世界規模では、フリアーシステムズは数十カ国において何万台ものスマートセンサーを配備してきた実績があります。
フリアーシステムズの高度道路交通システムについて
FLIR TrafiSense2は、高解像度のサーマルセンサーを活用することで、昼夜あるいは天候を問わずに、自転車利用者や歩行者といった交通弱者と車両を正確に検知します。オンボードの対象物分類解析を統合したTrafiSense2は、高性能で複数の用途に利用できるため、交通エンジニアや管理者の間ですぐに高い評価と支持を獲得しました。
HD解像度のカラーセンサーとオンボード解析機能を搭載したFLIR TrafiCam x-streamは、データ収集に加えて信頼できる交通/車両検知を行える優れた製品です。
フリアーシステムズにとってFDOTのAPLへの登録は初めてのことではありません。数年前には初代TrafiSenseがAPLに登録されています。この製品の導入にあたって、FDOTは、交差点製品内のカテゴリーに赤外線センサーが含まれるように基準を新たに策定する必要がありました。従来の所定の認定と新たに登録された製品によって、フリアーシステムズの新製品がさらに認定を取得する道が切り開かれました。今回APLに登録された製品には、最近発表された赤外線交通センサー FLIR TrafiSense AIおよびHD交通センサー FLIR TrafiCam AIが含まれています。いずれの製品もオンボード人工知能(AI)を搭載しており、道路や交差点での交通流を安全に最適化できるように設計されています。
フリアーシステムズの高度道路交通システムの詳細については、www.flir.com/traffic/をご覧ください。